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【設計コンペ】「川を染める帯 −人と川をつなぐ緑と石−」

2012


2012年度日本建築学会設計競技 課題「あたりまえのまち,かけがえのないもの)
(上谷ひとみ,千葉紗央里,中川春香,伊藤美春,上石康平  指導:河本光正,佐藤裕)

川を染める帯 −人と川をつなぐ緑と石−
川を染める帯 −人と川をつなぐ緑と石−


人は川を求めて居住し,川により沿って生活文化を営んできた.
  ここ新宿区,中井に流れる妙正寺川では川を利用した染の文化が生まれた.人々は川で染物を洗い,こどもたちは川で遊び,人の暮らしと川はあたりまえに共にあった. 
 しかし,染色業の衰退と共にこうした風景は失われ,安全性の観点から川の護岸はコンクリートで固められていった.川と人との関係はますます隔絶され,それを疑問ともせずに景観整備が進められている. 
 そこで,私たちは今日の都市機能の観点から「区の計画に基づく機能配置」を踏襲しつつ,「川により沿うあたりまえの暮らしの場を取り戻し」,「この場所独自のおおらかな景観を作る」建築を考える.この地に息づく染の文化から“帯”をモチーフとし,川という1本の帯に,新たに「緑の帯」と「石の帯」を掛ける.2つの帯は平面的,断面的に関係を変えながら,川沿いに多様な場所を作り出す.「緑の帯」は風に舞う反物のように空中の緑化帯となり,ときに庇や屋根となり“居場所”を生み出す.また,「緑の帯」を屋根とした下部に工房,駐輪場,防災倉庫などの機能を計画する.「石の帯」は土地の形状に合わせて角度が変わり,つくられた新たな地形は道や広場となる.
 人々の生活の営みの中で,緑が花を咲かせ,紅葉し,人々の生活と文化を映す色とりどりの反物,「布の帯」が川辺に掛かるとき,この場所の土地と文化に根ざした“かけがえのない”風景が生まれる.


 

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