建築・環境計画研究室 建築・環境計画研究室
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【総研】環境評価構造の図化と環境評価サイト運営による
  環境づくり支援手法の構築
2012-

□研究の背景(着想に至った経緯,研究経過,研究成果等との関連及び準備状況)

 応募者はこれまで,高齢者や障碍者,こどもの施設や生活環境を対象として,利用者/居住者の滞在や活動の様態と建築空間の構成や設えの関係など,生活を支える建築と環境づくりのあり方について研究してきた.その成果の一端として例えば,活動のコーナーやゾーンをつくることで主体的な活動や,滞在や活動の継続性を支えることができるなどの知見,また環境づくりの理念・目的から具体的な建築や環境のあり方を評価の構造として整理することで,制度設計から現場の環境づくりに至る環境整備の各段階において有効な指針を示しつつ環境づくりの多様な可能性を保障できる,といった提言を行ってきた.この研究の中で応募者は,こうした生活環境づくりの主体となる人々にとって,何が「良い環境」かということそのものが充分に理解されておらず,環境づくりの基本となる環境への視点自体が共有されていないことを痛感している.そこで,これまでの既往研究や応募者の研究成果を活用し,環境づくりの広報・支援の実践に取り組み,研究成果の社会還元を行うと共に,人々の生活環境の質の向上に貢献したいと考えた.

□研究目的(研究費の交付を希望する期間内に何をどこまで明らかにしようとするのか)

 本研究は,環境づくりの広報・支援を通して高齢者など環境による支援が必要な人々との生活環境の質と,それを支援する環境の価値への社会的関心の向上を目的とする.具体的には以下の3つの課題を設定する;①環境づくりの理念から具体的な建築と環境のあり方までを評価の構造として一般の方や環境づくりの現場にわかりやすく示す図式化を行う,②その成果を活かした環境づくりの支援サイトとパンフレットを作成して環境づくりの現場や環境整備(施設設置)主体となる自治体等に広報および還元する,③パンフレット送付とサイト運営にあたり併せてアンケート調査やヒアリング調査を行い,その成果と意義の検証を行いつつ環境評価図の精査を行う.

□当該分野におけるこの研究(計画)の学術的な特色・独創的な点及び予想される結果と意義

 当該分野においては環境づくりの実践や理念それぞれについての研究や提言はあるが,環境づくりの「理念/目的」から「具体的な建築・環境のあり方」にいたる構造は充分に整理・提示されておらず,これを明示することには学術的な特色がある.また「環境をつくる」ことの目的と方法を結びつけて体系的にプレゼンテーションする点,それを用いて環境評価を行えるサイトを提供することを主目的においた点に本研究の特色と意義があり,これは研究成果を社会に還元するフェーズにあって重要な研究課題と考える.また本研究成果は,環境づくりの全般において援用可能な知見と考える.こども,高齢者,障碍者の環境について広く横断的な広報・支援の実践を行う点には特色があり,ひとつの研究フィールドにとらわれないことで互いの研究知見およびプレゼンテーションの質の深化が期待できる.

 

*この研究は、山本郁也さんと協同して進めています。

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